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Posted : 2022.09.05

Category : 家づくりについてお知らせ

ホテルライクな住宅とは

住宅のご要望をお伺いする中で
よく「ホテルライクな住宅にしたい」というお話を聞きます。
その具体的な意味合いはお客様によってもちろん異なりますが、
おしゃれなインテリア、生活感がない、非日常的、といったイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

今回は、nanabaが考える『ホテルライクな住宅を実現する上で大切なポイント 5 つ』を簡単にご紹介します。


POINT 01
【整理された動線】

ホテル=居心地が良いと感じる最大のポイントは、
空間がいつも綺麗に片付けられ整っている点ではないでしょうか。

デザインや仕様をどれだけホテルっぽくしても、片付いていない部屋では心地よさは得られません。
だからと言って、片付けや整理ばかりに時間を取られては、ますますリラックスからは遠のいてしまいます。
重要なのは、いつも綺麗に整っている空間をいかに無理せずキープできるかということだと考えます。

忙しい日常の中ではなかなか難しいことですが、
この実現のためには、“整理された動線” がポイントになってきます。
自分の生活リズムや行動パターンに合った動線を知り整理することができれば
余計な動作や負担を軽減し、無理なく片付く空間づくりが実現できます。

nanabaではお客様との対話の中で、それぞれに合った動線を見つけ出し、
無理せず片付く空間づくりのお手伝いをさせていただきます。



POINT 02
【少しのゆとり寸法】

住宅を計画する際、それぞれの空間は必要性に応じた寸法で計画されることが多いかと思います。
でもこれに少しのゆとり寸法をプラスすることで、よりホテルライクな印象に近づけることが出来ます。

例えば廊下。少しのゆとり寸法をプラスして幅にゆとりを持たせます。
壁にアートを飾り間接照明を設けるだけで、
ただの通路だった廊下が部屋と部屋をつなぐギャラリースペースへと変わります。

もちろんご予算、スペース的な問題がございますので、
何を優先し大切にするのか、バランスをとる必要がありますが、
一見すると無駄に思えるようなスペースが空間に広がりと余裕を与え、
“贅沢感” を得る上で想像以上の効果を発揮します。




POINT 03
【あるはずのものがない】

ホテルのようにスッキリと洗練された印象の空間を目指すには、
『(住宅には必ず)あるはずのものがない』ことが効果的です。

例えば、冷蔵庫、レンジフード、洗濯機、エアコン、天井照明器具など . . .
これらの設置方法を工夫するだけで、一気に生活感を感じさせない
ホテルライクな空間に近づけることができます。

もちろん使いにくければ意味がないので、実用性も兼ね備えたプランであることが重要です。
例えば、洗面脱衣室から洗濯機の存在をなくし、
その分洗面カウンターを広く取ることで印象は大きく変わります。

洗濯機は物干し場に繋がるエリアに洗濯室を設けることで、
動線も整理され、家事の効率もアップします。(ホテルでいうバックヤードですね。)

『あるはずのものがない』は、コストをさほどかけずにホテルライクな空間に近づけることが出来るので、
ぜひプランに取り入れてみてください。



POINT 04
【シーンに合わせた照明】

ホテルを計画する上で照明計画は非常に重要です。
意匠的なデザイン以上に、過ごしやすさや居心地良さに影響を与えると考えます。

ホテルでは時間帯やシーンに合わせて明るさや雰囲気が切り替えられるよう、
一つの空間でも数パターンの照明設定が用意されていることが多いです。

照明の使い分けによって、より非日常的な空間へと変化し、リラックス感漂う雰囲気が演出できます。

住宅でも照明に拘る方が少しづつ増えてきましたが、
それでもまだ、シーリングライトで空間を全体的に照らす全般照明が主流かと思います。

全般照明は明るく空間に安定感を与えてくれる一方で、
どうしても単調で面白みのない雰囲気になってしまいがちです。

nanabaでは照明を計画する際、ホテルと同様に時間帯やシーンに合わせた照明計画までをご提案します。
また、空間に合わせた照明器具(ペンダントライトやスタンドライトなど)もコーディネートいたしますので、
お気軽にご相談ください


POINT 05
【プラスαな過ごし方】

ホテルといっても様々ですが、最近ではライフスタイルホテルのように、
宿泊+食事だけではない様々な過ごし方を提案するホテルが増えています。

プラスαな過ごし方があるだけで、日々に変化が現れ、
いつもとちょっと違う特別な時間を体験することが出来ます。

例えば、リビングに暖炉を設けて見た目も温まる計画にしたり
ロウリュウもできるサウナをご自宅にも導入して、デッキテラスで整う事ができるなど。
LDKから続く広々とした土間テラスでしたら、ハンモックで外気浴、
夜にはお酒を飲みながらナイトシアターを楽しむなど、様々な過ごし方が広がります。

自分らしいプラスαを取り入れることで、ホテルライクなおうち時間をぜひ満喫してください



今回は簡単に『ホテルライクな住宅を実現する上で大切なポイント 5 つ』をご紹介しましたが、
いかがでしたでしょうか。
nanabaでは、ホテル企画設計の経験を活かし、
毎日が特別感で溢れるような、そんな住宅づくりのお手伝いができればと思っています。

まずはお客様との対話の中で、目に見えない部分を一つ一つ見出しながら
お客様に最善のご提案をしてまいりますので
どうぞお気軽にお問合せください。


曽根


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